喫煙キャビンのランニングコストを削減するにはどうしたらいいか？

喫煙キャビンのランニングコストを削減するにはどうしたらいいか？

喫煙キャビンのランニングコストを削減するのは簡単な相談ではありません。
喫煙キャビンを導入した場合、定期的な点検や交換が必要になるものには、一定方向への空気の流れを作るための空調機設備や、タバコの煙に含まれる種々の有害成分を吸着するためのフィルターが代表的です。
これらは確かにコストではありますが、一方ではキャビンとしての基本的な機能を果たすためには必須であることも間違いなく、ただ削減するだけでは問題があることは言うまでもありません。
フィルターが高コストだからという理由で安価で品質の悪いものに置き換えるとか、適切なサイクルを超えた交換頻度にするなどした場合、喫煙者ではない周囲の人に受動喫煙の健康被害を及ぼすかもしれないのは言うまでもないことです。
ただ、完全閉鎖式のキャビンの場合、煙はその内部だけで清浄化しなければならずそれだけ機器に負荷がかかりますが、一部開放式つまり屋外設置型の場合には外気を取り入れることが可能ですので、その点コスト削減の余地はあります。

喫煙キャビンの分解点検をして正常値の計測

喫煙キャビンはパーテーションタイプの喫煙エリアであり、プレハブタイプよりも簡易的ですがオープンタイプよりも分煙効果が高いことが特徴です。
パネル内には脱臭機や集塵機と共に集煙装置が取り付けられております。
外気を吸うことで負圧効果を生み出しており、喫煙時に発生する煙を吸い込んで洗浄機で濾過して排出を行うのです。
喫煙キャビンは定期的なメンテナンスをする必要性があるのです。
各種フィルターの清掃だけではなく、排気ダクトの中のニコチンやタールを除去して、分解点検をしてから元の状態に組み立てます。
負圧が正常に働いていないと副流煙が外部に漏れだしてしまうので、緩みや亀裂がないか目視チェックをしてから測定器で計測を行うのです。
またニコチンやタールは付着しやすくパネル部に汚れとして残ります。
定期的な清掃をして落とさなければ、化学物質が変化して臭いの原因になってしまうのです。
常に清掃と定期点検をしなければなりません。